なかしま白磁
長崎くんち (無形民俗文化財)
京都の祇園祭、大阪の天満祭と並び、日本三大祭りのひとつ諏訪神社秋の大祭「長崎くんち」は十月七日から九日までの三日間、同神社境内の踊り馬場を中心に開催、長崎の町は祭り一色に彩られます。
「長崎くんち」のルーツは寛永三年(1626)の重陽の節句の九月九日に湯立神楽が奉納されたのが発端で、町を挙げての祭りになったのは寛永十一年(1634)とのこと。
さらに祭りの仕組みが現在の形になったのは寛永十二年(1672)の長崎町割りからで、七七町が七年に一度の順番制で踊り町を務めています。
海外との貿易が行われていたため異国趣味のものなど多種多様で年々豪華絢爛さを競い合うようになり現在の形に至りました。
長崎くんち 土鈴シリーズ

阿蘭陀万歳 (おらんだまんざい)
昭和九年、長崎市主催の国際産業観光博覧会が開かれた際、日本・オランダ・唐人が共に踊りを楽しむという国際親善の情景を歌と踊りで表現したエキゾチックな踊りで、シルクハットに異国南蛮服装・唐扇子を手にした万歳と、鼓(つづみ)をもったピエロ風の才蔵の一組。
胡弓(こきゅう)・木琴などの明清楽(みんしんがく)につれて、おもしろおかしく踊り、ある瞬間ふたりのポーズが十字架になったりします。
万歳(古語)万年・永久・ばんざい・新年を祝って舞う歌舞と書き記されています。阿蘭陀万歳は、おめでたいもの・慶事・幸運のお印としております。

鯨の潮吹き (くじらのしおふき)

川船 (かわふね)

傘鉾 (かさほこ)

唐人船 (とうじんせん)

玉持ち (たまもち)

龍踊り (じゃおどり)

コッコデショ

おらんだ船

七福神

弓矢八幡祝い船 (ゆみやはちまんいわいぶね)
龍
長崎龍踊り 玉持ち
「なかしま白磁 中島義昭 氏謹製 土鈴」
これは長崎くんちでお馴染みの「龍踊り(じゃおどり)」で龍が追いかける月に見立てた玉の使い手です。
郷土玩具 創作やきもの
なかしま白磁 中島義昭
中島様談:作品は、長崎の新作郷土玩具と民芸陶器をたのしく造形致しております。
お客様がご覧になり、手に触れていただき、お贈り物とされる貴方様の
心の温かさが伝わるような作品づくりに努めております。
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